子供が生まれてその健やかな成長を見守るのは親の至福ですよね。意思疎通ができて子供が色んなものを吸収し色んなものに興味を示すようになると、そろそろ、と皆考えると思います。
この子の将来のために何かできないかと。
なにか秀でたものがこの子にはあるかもしれない、もしくは人生の助けになるかもしれない。まだ幼くて自分では選べないから親の自分が可能性の扉を開けてあげなくては、と思いますよね。
でもいったい何を習わせたら?
順位の変動はあれタイトルにあげた水泳・ピアノ・英会話は子供の習い事では定番の人気1位~3位らしいです。もし学習塾も通わせたい、もしくは必要になるかもと考えるなら、できればそれ以外はひとつに絞ったほうが良いと思います。
経済的に大変というのもありますが、なにより多すぎる習い事は子供にとって負担になります。
ともあれ上にあげた水泳・ピアノ・英会話を実際に習うとこういうことが身に付きますよ、というのを体験談からお話しますので、決めかねているならこの文をお読みいただいて参考にしていただければと思います。
水泳
水泳を習う一番の恩恵はなんだと思いますか?スポーツならサッカーや野球でもなんでも良いのですが、水泳を選ぶのはみなさん「水泳はからだに良い」と思ってるからではないでしょうか。
水泳=有酸素運動 というイメージがあって、どうせなら身体が丈夫になるほうが良い。
間違いじゃないです。確かに身体に良い影響を与えるのだろうと私も思います。
私は小さいときはあまり身体が丈夫じゃなかったようです。幼い頃はわりとありがちですが、大病というほどじゃないですが小学生のころにはひとりで受診して帰ってくるほどかかりつけの病院にお世話になっていました。気管支炎で3か月ほど学校を休んだり。
ここまで言えばお察しの通り、水泳の体験者は私です。スイミングスクールに通ってたわけではないのですが、水泳大会(学校主催)の地区大会に出場するため希望者はプールが開いてる間中、夏休みは毎日、特訓するわけです。それを何年か続けました。
クロール、平泳ぎ、背泳、綺麗な正しいフォームを習って延々泳ぎます。1日に何百メートルさらにそれ以上。潜水もやります。ターンも飛び込みも。楽しくてずっと泳いでいたら。
はい。いつのまにか病院は通わなくなっていました。中学校にあがってからそれ以降も入院したのは切迫流産しかかった10日ほどのみです。
さて、体に良さそうなのはわかったけど、でもそれならプールに行けば有酸素運動できるんだからわざわざ習わなくても良いんじゃない?と思うかもしれません。
残念なことに、実はただ泳げば有酸素運動ができているわけではないんです。
子供が泳げるのは最初はせいぜい10mから15m。頑張って25m泳ぐ子もいるかもしれません。でも泳げなくなったとこで立ち止まって休みますよね。苦しいですから。おそらくその状態だと有酸素運動ではなく無酸素運動です。
身体がリラックスした状態で息継ぎしながら長く泳ぐ。苦しくなったら止まらないで歩く。それを継続することが必要なんですが、子供がプールに行って遊ばないで立ち止まらないで延々泳ぐ、なんて習わないとちょっと無理なような気がします。
ピアノ
女の子の習い事の人気NO1ですね。
もしピアノを習わせたい、そしていずれは音楽にたずさわる人になってくれたら、とお望みでしたら、なるべく早く通わせてあげてください。できれば3歳までに。
その理由は、絶対音感が身に付くからです。
絶対音感とは簡単にいえば、ドの音を聴けばそれがドだと当てられる能力です。もちろんミを聴けばミ、ラを聴けばそれがラだとわかる、つまり身体の中に正確な音階の楽器を持っているようなものでしょうか。
有名な音楽家のように先天的に持っている人もまれにいるようです。ですが天才じゃなくても、耳の処理能力が優れている赤ちゃんから3歳までなら、その絶対音感を身に付けることができると言われています。
絶対音感を身に付けているのは日本の音大生で30%ほどだそうですので、もし音楽の道に進んだものが絶対音感を身に付けていたとしたら、それだけでかなり有利ですね。
教養として習わせるならいくつでもかまわないと思います。6,7歳までなら相対音感は身に付きます。
相対音感とは、基準の音(例えばド)を聴いたら、ミがどの音か当てる能力です。最初の基準の音さえ聞けば、正確に音階がわかる能力ですね。
実は私の娘がピアノを始めたのが3歳です。絶対音感なんて私は全く知らなかったので、今になってそれを知り、もしかして身に付いてる?と思わないでもないですが。
ソルフェージュの訓練をしましたから相対音感は身に付いてるので、音程が正確なのは当たり前です。私にはそれを確かめる方法がわかりません。まあ娘は音楽の道に進んだわけではないのでどっちでも良いんですがね。
1番おすすめ英会話
英会話スクールは今とても盛んですね。子供に限らず大人も学びます。
インターネットの普及もあって英語はとても身近なものになりました。授業も昔からありましたが、留学やホームステイなど海外との交流は昔とは比較になりません。
またわたくしごとで恐縮ですが、小学校4年から6年まで英会話習ってました。少人数のサロン的な英語スクールと言えば聞こえは良いですが、要はお友達の叔父さんが英語の何某かの権威だったらしく、お友達と一緒に習っちゃえ、となりました。生徒は私含め5人です。
ヒアリング、リーディングはもちろん、文法的なことも教えてもらいました。おかげで私は中学校では授業を聞く以外、英語の勉強は一切しませんでした。
英語ぺらぺらというわけでも成績満点というわけでもないですが、そこそこ優秀くらいの点数はいつでもとれていました。当然です、中学校で教えられるようなことは前もって習っていたわけですから。
そのぶん他の科目の勉強にまわせましたし、私自身あの時習っておいてとても得したなあと思います。もし私に海外やその留学などへの憧れがあれば、もっと真剣に英語に取り組み、今頃外国で暮らしていたかもしれません。
ただし、英会話を学ぶのはお得なことだと思いますが、子供に通わせる場合その時期は見極めて欲しいと思います。
いまキッズ英語がとても流行っていますね。学校に上がる前幼少のころから英語に親しませようということでしょう。ピアノと同じで耳が良い3歳までならいわゆる英語耳になってすばらしい発音で流暢に話すことでしょう。
でもですよ、そのまま英語がぺらぺらになって日本語と英語を同じように操るようになるかというと、それは多分無理です。
言葉は知識です。単語を覚えて文章を組み立てます。知らない単語は覚えなければ喋れないのです。しかし現状スクールが終わればまわりはみな日本語です。膨大な単語を覚えるには時間が少ないです。
そもそも学校にあがる前の子供は、なにより母国語である超難解な日本語を覚えなければなりません。
耳に慣れさせるだけで良いなら、英語の歌なり教材なりが溢れています。興味を持たせて英語に親しませるだけ、と割り切って通わせるならそれはありだと思います。もしくは私のようにある程度育ってからなら、異国語の勉強として違和感なく定着するかもしれません。
その頃になれば海外や外国の人というものに憧れが出るかもしれませんし、そうしたら自ら進んで英語を学ぶと思うのです。言葉は話したいと思うから覚えるんです。
まとめ
定番習い事をみっつ。それぞれの良いところや習う時期なんかもおすすめしてきましたが、結局のところ親が望んでも、続くが続かないかは子供次第です。興味がないものに対してできれば無理強いはしないで欲しいです。必ず逆に嫌いになっちゃいますから。
娘が3歳でピアノを始めたのも、おもちゃのピアノをずーっと弾いてるのを見てもしかしてピアノそんなに好きなのかな、と思ったからです。娘自身に何度もやりたいのか確認しました。3歳でしたけど。
でなきゃ音楽一家とかでもないのにそんなに早くにやらせません。続くかもわかないのに一応ピアノを用意したりそれなりにお金かかってますしね。
子供がやりたいと思ったことを手助けできれば良いと思います。
あなたのお子さんの種が花開くことをお祈りします。
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