人は誰でも歳をとります
あたりまえですね。
こうして筆をとっている私もふと気づけばもう50をいくつか超えてしまっていました。子供にふとした折りに「半世紀も生きてるのに…」と言われ、悔しまぎれに「いや君ももう四半世紀だよね」と言い返したものの内心衝撃でした。
だって50年ですよ!?
長いですよね。でも短かったんです。色々あったはずなのに振り返ってみると全て過去の出来事です。もちろん心のアルバムには収まっていますがはたしてこの経験が今の自分の実になっているかというと甚だ心もとないです。というのもこんなに生きてきて、今さらようやく”これからどう生きよう”なんてことを考えたんですから。
こんなことを考えたきっかけとしては、仕事を辞めたことです。最初に勤めた地方銀行に始まり、CP消耗品のオフィスワーク、某コンビニのフランチャイズ経営(お手伝い)、データベースソフトによる財務会計プログラム、飲食店(居酒屋)経営など、ずーっと働いてきました。どうでもいいですが並べてみると職歴めちゃくちゃですね。
その間に結婚し子供が生まれ、その子たちもいつの間にか成人し自活するまでに育ってしまっていました。いえ、とてもありがたいことですが。そんな風にちょっとやり終えた感が漂うときに直近のお店も閉めてしまって、今更ながら自分の在りようを考える時間がふんだんにできてしまったわけです。
考えました。ニート生活をだらだら満喫しながら考えました。
そして出た結論は、もう自分の好きなことだけ、やりたいことだけしよう!でした。
だってもう生まれて半世紀過ぎちゃってるわけですよ?この後は余命と考えるかこれからこそ花咲かそうと考えるかは人それぞれですが、自分の人生はやはり好きなように生きたいじゃないですか。刹那的になるということではありません。自分の役割を放棄しようとも思いません。
やらなくちゃいけない事ばかりではなく、やりたい事を主体に行動できるように意識を変えましょうよということです。そう、結論は意識の変換だけです。大変身する必要も大金を投資する必要もないです。
具体的に何すりゃいいのよ?てなりますよね。自分のしたいことで良いのです。自分が今なにをしたいのか、ぱっと思いつくこと誰でも考えることを私も考えてみました。以下に例をあげていきます。
やりたいことリスト
1.仕事を頑張る
働くということは日々の糧を得ることだけではなく、達成感を持って自分を高めるという意味でもすばらしいことだと思います。結果として金銭的にも豊かになればこれほど良いことはないですよね。キャリアを積んで今現在もやりがいある職についてる女性も多いでしょう。
私も基本的に仕事大好きです。最初の子供のときも妊娠8ヶ月まで働いてました。今考えるとよく続けさせてくれたものです。オフィスワークとはいえ8ヶ月の妊婦なんて職場では危険物ですよね。
また純粋に金銭を得る手段としてのみ働いている人もいるかもしれません。私の場合最後の職がどちらかというとこっちで、まさにそれが続ける意欲が持続しなくなった原因かなと思っています。何事においても”続ける”ということが1番困難です。その中で僅かでも自分にとって得るものがなければモチベーションは下がる一方です。仕事においては金銭以外の何か、という意味ですね。
糧のために仕事をするのは良いとして、その中でも何か自分が納得できるものを持ちたいです。苦痛とストレスばかりしか感じないなら、一度じっくり考えてみることをおすすめします。この歳の女性の転職は色々制限もかかりますが、それでも昔に比べればかなり容易になりました。副業(主婦業との)で良いのならかなり間口が広くなりましたし、従来のカテゴリに囚われない求人が増えたのも嬉しいことです。
2.主婦業を極める
何年主婦してると思ってるの、今更主婦業なんて完璧よ!と怒る人もいるかもしれません。すばらしい。家事を完璧にこなす人は本当に尊敬します。食事を作る、洗濯をする、部屋をきれいに整える、生活を滞りなくまわす。こう言ってしまえば誰もがする当たり前のことですが、やる事は数限りなくあるんですよね。だって日常ですから。生活は終わりませんから。
私はね、これが駄目なんです。かなり早い段階で悟っていました。自分は家事が苦手、というか好きじゃないんだと。ダメダメ主婦です。仕事をしてるから、これは言い訳になりません。だってちゃんと両立してる人はたくさん居ますから。共働きの場合は家事を分担している場合もあるでしょが、私はきっと専業主婦だとしても家事は苦手です。
だからこの降ってわいた余暇に、もう少しお家の中の事をちゃんとしてみようかなと思ってます。好きなことだけするんじゃないの?と思いました?私も自分で一瞬つっこみました。そう、これは好きなことではないです。でも自分がやりたい事ですね。
おおぅ、これは書いてて初めて気づきましが、”好きな事”と”やりたい事”は必ずしもイコールではないのですね。書かないと気づきませんでした。ブログってすごい。
3.婚について考える
変なタイトルですね。これは人それぞれの立場によって考えることが違うのでひとつのタイトルにまとめられなかっただけです。例えば独身の方なら結婚するかどうか、離婚した方なら再婚するかどうか、私の場合なら離婚するかどうか。
私の友人にも独身の女性が居ます。若い頃に結婚願望がなかったわけではないのですが、私からみるとそれ以上に責任感と自立心が強く、仕事もキャリアを積んでそれなりの役職につくころになると益々結婚は選択肢に入らなくなっていったようです。だって生半可な相手では結婚した途端それまでの生活水準が下回ってしまうでしょうから。彼女はすでに老後のことを考えてその準備に余念がありません。
そして私の場合。離婚を考えているかというと、正直考えています。というよりも現状の結婚生活を続けていくかどうかを悩んでいます。どれくらい悩んでいるかというとかれこれ20年ほど悩んでいます。え、それ続けていく意味あるの?と思われますよね。はい私も思います。うちの場合まっとうな結婚生活とは言えず、一言でいうなら別居結婚でしょうか。
最初は普通の結婚でしたが主人がコンビニのフランチャイズ経営するようになり、しかもどんどん増やして4店舗ほどになるともう家に帰れなくなりました。子供二人は実質母子家庭で育ったようなものです。
生活の保障はありましたし家族旅行もたくさん行きました。運動会や学校の行事も参加してましたし、イベント亭主と言われつつそれなりに子供のことを可愛いく思っていたのでしょう。私自身は夫は単身赴任してる感覚で苦にしていませんでしたが、それもよくなかったのでしょう。お互いは良くても割を食ったのは子供たちでしょうね。大人になる頃にはすっかり父親に対して不信感を持っていました。
情はあるのでしょうが、父として夫としての務めを果たしていない人、というレッテルがばっちり貼られてしまってます。色々あって金銭的な面でも夫からの生活費は期待できなくなり、私自身が生計をたてて子供たちとの生活を守ってきたのも大きいです。
ということでこの件はまだ保留です。でもじっくり考えてはいこうと思ってます。
さて昨今離婚は珍しいものではないですよね。友人ではあまり聞かないのですが、義妹も離婚して再婚しています。私の実姉も離婚して再婚しています。すごいですよね。結婚するのも離婚するのも大変なのに、さらに再婚しようと思うその気力があるのが羨ましい。私なんか離婚だけでもこんなにウダウダしてるのに、きっと離婚がなったら再婚は絶対しないと思います。
姉が離婚したのは40前後だったのですが、いくらもしないうちに婚活を始めました。いわゆる結婚相談所に登録してパートナーを探す、という。びっくりしました。姉は看護士で常に現役でしたから生活の基盤の心配はないのです。
なんで?と聞いたら「だってひとりは寂しいじゃない」という純粋にパートナーを求める気持ちからのことだったんですね。老後のことも踏まえてのことだとは思いますが、ひとりでいいやの私からしてみれば阿呆みたいに口ぽかんする出来事でしたが、姉の人生ですしね、好きに生きれば良いと思います。
実際そこでパートナーを見つけてめでたく再婚しました。再婚相手とは本当に仲好さそうです。
4.旅行する
みなさん旅行って最近ではいつ行きました?飛行機に乗って観光やら遊びがメインで旅行したのなんて私もう10年以上は前です。お店やってると長く休めないですし。
でも私に限らずなかなか時間てとれないですよね。子供が小さいときは放って何日も家を空けるなんてできませんし、一緒に連れていくとなるとそれはもうレジャーですイベントですゆっくり観光なんて夢です。学校にあがると夏休み冬休みなどでそれなりの家族旅行はできるかもしれません。子供が高校くらいまでになれば放っておいても大丈夫ですから数日息抜きがてら観光もできそうです。
今しかないですよね。この余暇を利用してなんとか有意義に遊びたいと思うのは仕方ない話です。でもです、お金があまりないんです。当たり前ですニートですから。しかも私が行きたいのは外国なんです。足腰が大丈夫なうちにいつか行きたいと思いながら行けずにいるんです。自然豊かなとこなら国内だって良いじゃにない?そう…ですね。でも正直自然は見飽きてるんです。
ここ、北海道ですから!
北海道第2の都市がすぐ車で15分ほどですが私が住んでるところはど田舎です。緑が眩しいです。目に痛いくらいです。晴れた日は遠くの山がくっきり見えます。どこまでも長閑な景色が延々続きます。冬にはパウダースノー、シルキースノー(言い方よ)、朝方にはダイヤモンドダストも普通に見れます。ホワイトアウトだってしちゃいます。温泉もたくさんありますからちょっと足を延ばせば入り放題です。いやもう北海道でいいんじゃないかな。
5.ブログを書く
正気か!?
はい。子供たちの反応もそうでした。驚愕の顔しておりました。今更!?という気持ちもあったかもしれません。有名ブロガーさんなどが多数現れ、ブームとしては一旦落ち着いた感のあるブログですが。
だって書きたくなっちゃったんですもの。前々から仕事の傍ら横目で見ながら「いつか時間がとれたらなぁ」と思っておりました。書いても誰も見ないとか、その歳で始めるとか遅くない?とか、時間の無駄じゃない?とか色々言いたいことはわかります。私も思わないわけじゃありません。でも書きたいんです。だから書きます。
これこそがこの記事の本題、私がやりたかったことですからね
まとめ
時間は誰にも平等なので何をしていようと何を考えていようと容赦なく次の日は訪れます。昨日の続きは今日です。昨日のことはどうしようと覆せません。
でも今日なにかすれば違う明日が来るかもしれない。
この後いくら時間が残されているかは誰にもわかりません。だからこそ好きなことをしてやりたいことに時間を費やして生きていきたいと思います。
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